筑波技術大学
建築系コース
Tsukuba University of Technology
Department of Architecture Course

福島愛未さんによるデフスペースデザイン講座を実施

  • Home
  • 教育研究活動
  • 学修活動
  • 福島愛未さんによるデフスペースデザイン講座を実施

本学学部・大学院卒業生の福島愛未さんに、学生向けにデフスペースDeafSpace Designデザインの講座を実施してもらいました。

福島さんは、本学卒業後、ギャロデットGallaudet大学にてDeafSpace Designを学び、帰国後、本学大学院にてDeafSpace Designをテーマとした修士論文をまとめました。その後もデンマークをはじめとしたヨーロッパ各国、そして現在は国内にて、様々なDeafSpace Designを取材・収集し、DeafSpace Design研究者として活躍しています。

聞こえにくさを補うのではなく、ろう者のもつ感覚や文化をいかした空間デザイン
今回は、福島さんが空間デザインに携わった、ワーキングプレイス5005にて実施しました。5005にはたくさんのDeafSpace Designが盛り込まれています。
日本手話での講義を、学生たちは熱心に受けていました。講義の中では、ヨーロッパの様々な事例を紹介いただきました。
また後半は、新たなDeafSpace Designを検討するグループワークを実施しました。様々なアイデアに対し福島さん、5005の共同代表・アーティストの牧原依里氏より講評をいただきました。
ろう者の感覚をいかした自由な発想とともに、費用や運営面を踏まえた提案が実装化に向けて必要である、そのためにはやはりろう者が当事者としてデザインの過程に関与することが最も重要であることをお話しいただきました。