AIJグローバル化人材育成プログラム
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2年生中川さんと3年生の川上さんが、AIJ日本建築学会主催のグローバル化人材育成プログラムに参加しました。
世界で活躍を目指す建築学生向けのプログラムで、他大学の学部・大学院からも参加しており、1グループ8,9名ほど、総勢70名ほどが参加したようです。2日間にわたるプログラムの中では、著名な講師陣から、都市計画、構造、施工、情報化への対応に関する下記4つのお題が課され、これに対する提案をグループで検討・発表したそうです。
- 都市計画:ジャカルタの一等地における大型複合開発案件のチーフ設計者として事業に関わることになったと想定し、①プロジェクトを通じてクライアントに提供できる・提供したいValue ②プロジェクトに反映したいアイディア・コンセプトを示す
- 構造:日本における脱炭素構造を発展させる発案
- 施工:東南アジア インドで自社の建築市場の拡大を目指す戦略を考案する
- 情報化への対応:情報化時代におけるオリジナリティについて考案する
以下、参加した二人のコメントです。
中川さん(2年生):
私個人は、構造では 木屑の再利用、施工では日本国内の耐震・免震技術を海外に紹介し、基準を導入する事例などを探して紹介するなどしました。
最初は、他大学の学生とのコミュニケーションは難しかったですが、話し合いを続けるうちに深い友情が芽生え、自分の意見を述べることができるようになりました。特に、施工の分野について自分で調査し、発表した内容が審査員から評価されたのは非常に嬉しかったです。このプログラムを通じて、同じ建築学を学ぶ仲間と、現場で活躍する専門家との交流ができ、非常に実りのある経験となりました。
川上さん(3年生):
今回のプログラムは、他の大学の学生と議論を通して一つの意見としてまとめて発表するという、初めて経験するものでした。私は自分に何かしらの強い軸を持ちつつ、他の領域の知識を吸収し、その知識と自分の軸とにどのようなつながりを見出せるかという意識の大切さに痛感しました。
プログラムの中に情報化への対応という分野がありましたが、当事者としての発信を誰でもできる環境を生み出せるようなシステムのあり方と建築のつながりについて意見を出しました。